「作る」を鍛える

テックポエム

皆さんは、「趣味で何かものを作りたいけど、作るネタがない」ということはありませんか?
作りたいものは、アプリでも電子工作でも、あるいは短い漫画や小説でも、何でもいいです。
私はよくあります。
どういう理由でも、欲求がみたされないときはストレスが溜まるものです。

そんなときに私がおすすめするのが、積極的に車輪の再発明をしてものを作るやり方です。
インターネットはたくさんのものであふれています。
完成していてちゃんと動くものもあれば、実装したおおまかな方法と過程だけが記されたブログもあります。
そこから作るものの企画と簡単な実装方針だけパクって借りてきて再実装するのです。

一般的に車輪の再発明という言葉はあまりいい意味で使われないように思います。
「既存のものと同じものを作るだけなら時間の無駄」「大抵の場合品質が下がる」というようなことが主な理由でしょう。

確かにすでにあるものを改めて開発するのは非効率的で、できることなら今ないものを作るほうが生産的です。
しかし趣味というのはそもそも生産性を追い求める性質のものではありません。
車輪の再発明というような言葉は気にせず、作りたいものを作り、やりたいことをやればいいと思います。

それに、車輪の再発明だと、新しい技術やツールなどに触れるための心理的ハードルも多少下がるのではないでしょうか。
とりあえずなんとか頑張れば作品完成のような目標に到達できるということがわかっているからです。
新しい技術やツールに触れるというのは自身の成長につながります。

また、他のものから企画や実装方針だけを借りてきて、作品の完成に必要な部分は自身で作る場合、既存のものとまったく同じものはなかなか発生しないように感じます。
必ずどこかに自身のオリジナリティが見え隠れするものです。
例えばアプリ開発なら、実装言語や実行プラットフォームを変えてみるというようなことが挙げられます。
世の中にあふれる製品は、このような小さな+αの積み重ねでできているのではないでしょうか。

趣味の開発と業務の開発とは違うので、Unifinityを開発する上で既存の技術をなぞっただけの車輪の再発明はできれば避けたいものです。
しかし、既存のアプリをUnifinityで動かせるようにUnifinityを改修してみた、というように、小さな+αがきちんと付け加わった車輪の再発明なら、趣味だけではなく業務でも実施していいのではないでしょうか。
小さな+αがきちんと付け加わったものはもはや車輪の再発明とは呼べないようにも思いますが…。

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安東
一番若いエンジニア