こだわりのPCオーディオ

テックポエム

今日はこだわりのPCオーディオというテーマで話をさせていただきます。

昔の洋楽やJAZZなどを好んで聴きますが、オーディオにおけるアナログとデジタルの融合というテーマに取り組んでだいたい20年ぐらいになります。
と言えば大げさですが、単なる趣味の範囲で試行錯誤をした結果、たどり着いた現状について書かせていただきます。

オーディオの構成は、大きく分けて3つあります。
・デジタル音源をアナログ波に変換するDAC(デジタルアナログコンバーター)
・アナログ波を増幅するアンプ
・増幅されたアナログ波を出力するスピーカー

DACと聞いてピンとこない人もいると思いますので、簡単に説明すると、CD プレイヤーやスマートフォンに内蔵されている、デジタルデータをアナログの波形に変換する装置のことです。とっても小さな、耳ではとても聞こえないサイズのアナログ波が作られます。
これは、安いものも高いものもピンきりですが、DAC単体で3万円程度のものであればそれ以上はブランド力や自己満足の世界かなと思っています。
実際に波形を撮ると分かります。ほとんど差がないです。

アンプについてですが、昔は大きくて重くて高いものがよいとされていましたが、狭い部屋小音量で聴く住宅事情の関係から、そんなものは必要ないです。
アンプの役割は、音波をできるだけ歪みなく大きくするという目的をかなえればよいので、必要な大きさまで歪みがあまり発生しないレベルのものをチョイスできればよいと思っています。

最近はPCとつなげるタイプの外付けのUSBDAC兼デジタルアンプがありますが、これのよいところは、PCから生のデジタルデータを直接吸い上げ、DAC兼アンプ内でアナログ変換をし、増幅するという構成になっていることです。
PCはWindowsもMacも、カーネルミキサーなるものが、勝手にアナログ変換をし、汚い波を作ります。再生フォーマットの守備範囲は高いですが(MP3もWavもFLACもハイレゾもなんでも汎用的に取り扱しやすくするため)。利便性やコストを重視した結果です。
という理由もあり、カーネルミキサーをバイパスできるUSBDAC兼デジタルアンプを使っています。

最後にスピーカーですが、スピーカーこそ最大の自己満足の世界です。
何十年も大きな技術革新もないきわめてアナログな分野であり、そこがまたいいところです。
というわけで、ブランドイメージや見た目や予算で選べばいいと思います。
あとは、モニターライクな色付けのない系統のものや、キャビネットの素材(高級材木)の鳴りといった個性を押し出したものなど、好きに選べばいいと思います。

うちでは、100万円程度のイタリア製の木工工芸品のような美しいスピーカーを使っていますが、同じメーカーの廉価品(値段は10分の1)のものを使っていた時と、大きな違いは感じられません。
見た目と自己満足の世界です。でもそれがいいんです。手引きのミルでコーヒー豆をガリガリ砕き、時間をかけて作った美味いコーヒーをすすり、Jazzを聞きながらスピーカーを眺めていると至福の時間が過ごせます。

そして一番大事なことですが、それは再生の手間をなるべく減らすことです。
iPhoneにはRemoteという便利なソフトが入っており、スマートフォン片手に楽々とPCの音源を遠隔で再生することができます。
何百枚ものCD音源をSSDに入れているので、入れ替える必要もなく快適です。

そしてもう一つ大事なことですが、部屋の騒音を限りなく少なくすることです。
PCオーディオにとって、騒音の原因はPCのFANの風切り音です。
再生用のPCはカスタムチェーンを施してあります。全ての排熱用の回転式ファンを取り除き、ほぼ無音の水冷ポンプをと巨大なヒートシンクを使って排熱しています。
規模は違えど、冷却水で原子炉を冷やすのと同じようなものです。

オーディオの話ではなく、PCの話になってしまったような気がしますが、高音質と快適な操作性を両立するPCオーディオの世界を紹介させていただきました。
興味を持っていただければ幸いです。

著者情報

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杉本滋竹
Swift使いのゲームプログラマー。愛車はSwift Sport。