モバイル化とはどういうことか?

社長ブログ

私達の事業は、世の中のいろいろな仕事をモバイル化していくことです。 

 

そのためにアプリを簡単に開発できる開発プラットフォームや、同プラットフォームを活用したモバイルインテグレーションなどを提供しています。 

 

仕事をモバイル化するというのはどういうことでしょうか。 

 

仕事というのは、生産活動における分業です。自給自足で生活している人が畑を耕すことを仕事とはあまり言いません。育てた作物を他人に提供する、もしくは交換するようになると仕事ぽくなります。 

 

いま、世の中のほとんどすべての生産は、システムによって駆動されています。 

 

ここでいうシステムは、例えば会計システムのような狭義のコンピューターシステムではなく、経済システムや教育システムといったような広義のシステムです。企業自体もシステムだし日本という国もシステムです。みんなで生産活動をシェアして給与や税金を通じて富を再分配するシステムです。 

 

ですので、私たちの仕事の先にはほぼ必ずといっていいほどシステムがあるわけであって、仕事とはつまり、システムと人間のインターフェイスと言えます。 

 

それをモバイル化するということです。 

 

モバイル化するというのは持ち運びを容易にするということです。インターフェイスの持ち運びが容易になると、時間や場所といった制約が薄れていきます。「いまここにいること」の価値が消失し、「いつでも連絡が取れること」が重要になります。つまり、実体よりも機能が重視されることになります。 

 

また、モバイル化は、システムの複雑性をデザインによって単純化します。

たった3回画面をタップするだけでそのとき一番欲しいものが購入できる。

同じようなことが仕事でも起きるようになります

モバイル化されたインターフェイスは、深部に及ぶ論理的な仕組みを覆い隠し、我々に対して圧倒的に親切な「使い勝手」を提供します。つまり、我々の理解を代替するわけです。我々はシステムを理解することを諦めて、システムを信頼することで「仕事」をするようになります。 

 

モバイル化は、我々人間の価値を実体から機能に移動させ、システムの本質から人間味を排除するものです。モバイル化するのは我々自身だということもできるでしょう。 

 

モーレツ社員なんて言葉も流行りましたが、昭和の時代、仕事とは人生そのものだったと思います。それがいまや、仕事の出来不出来と当人の人間性をリンクさせたらパワハラですし、有給休暇の取得率が低いと罰金を課され、深夜オフィスの窓から明かりが漏れていたらSNSで拡散されて炎上するわけです。これらと同じように仕事のモバイル化は進展し、人間が人間として包摂されるいわゆる「居場所」は生産活動の中にはきっとなくなっていきます。 

 

でも自由ってそういうことではないですかと思うわけです。 

 

人生には意味が必要で、それを仕事に求めてきた人たちには、モバイル化はもしかしたら福音ではないかもしれません。ただ、事業が軌道に乗ってオートメーションが進み、労働から解放された経営者がこぞっていきなり身体を鍛えだすように、仕事による人生の意味づけが難しくなれば、そこには新しい意味の舞台が誕生します。我々はその新しい舞台で個性を発揮することを目指すのです。Tiktokで口パクしながら踊るのもいいと思いますし、究極的には、ひとりひとりが自分の舞台を持つ。それが自由ということかなと思ってます。 

 

なんの話かよくわからなくなってしまいましたが、「仕事をモバイル化して、人を自由にする」いう事業をやってます。どうぞよろしくお願いします。