お弁当男子のお弁当エンジニアリング

テックポエム

お弁当作り

一人暮らしを始めてから、毎日自炊をしております。作れるものが増えるのはとても楽しいので、お弁当作成にも手も出しています。ただ、毎朝調理してお弁当を準備するのは面倒な作業です。また献立を考える手間も省きたいものです。

ここ数年お弁当を作り続けて、この問題の解決方法を考えた結果、お弁当を手軽に管理・生成する手法を確立できたので、今回のポエムはこの「お弁当管理システム」について記していこうと思います。

「お弁当管理システム」は、東急ハンズさんで購入できるマグネットラベルを使って、冷蔵庫に次のようなアナログなグラフを作って運用します。こちらについて順を追って説明していきます。

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お弁当フレームワークの準備

シリコンカップ

お弁当というものは「いかに楽に」作るかにかかっています。面倒な作業というものは、日々の生活に取り入れることが難しく、継続を阻害する大きな要因です。
しかし、お弁当は食事でもあるので、ある程度のバリエーションやおいしさも求めたいところです。楽をして手を抜きすぎると、お弁当として楽しいものではなくなってしまいます。

これらの問題を解決するために、シリコンカップに小分けに具材を作っていくという手法を取り入れることにしました。

これは、自炊時についでに一品作ったり、おかずをちょっと多めに作ってみるなど、日々の自炊の中で負担にならない範囲で具材を作り、シリコンカップに詰めていくというものです。豚肉やウィンナーを片手間でちょっと炒めるだけでも成り立ちますし、お惣菜を買ってそのまま詰めても実現できます。シリコンカップは小さなサイズなので、具材を作る際に気合がいらないのもポイントです。

これで、バリエーション豊かでおいしいお弁当をデザインしていくことができます。

シリコンカップは何種類か検討した結果、大きさがお手頃で使いやすいスケーター株式会社さんのシリコンカップを導入することにいたしました。

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これは大小2種類のシリコンカップを専用のケースに収納できるものになっています。シリコンカップは耐冷・耐熱です。
このシリコンカップを6セット購入して、運用することにしました。

お弁当箱

お弁当箱は正和さんのBENTOシリーズを使っています。これは専用のお弁当ケースを縦に3段重ねることができるお弁当箱です。

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一般的なお弁当箱は平たいので、カバンに入れるときには傾ける必要があるのですが、このお弁当箱は縦型なので、傾けずにそのまま入れることができます。
そして、なんとこのBENTOのお弁当ケースの大きさとシリコンカップの大きさがほぼ同じとなっています。小のカップなら3つ、大のカップなら2つ入れることができます。

そこで、この「小3+大2」をお弁当の1セットと定義することにしました。

お弁当の具材のマネジメント

さて、作った具材をシリコンカップに詰めて冷凍していくわけですが、冷凍庫というものはいろいろなものが詰め込まれて、いったい何がどのくらいあるのかがわからない空間になりがちです。そこで、シリコンカップに何を詰めてあるのか管理できるシステムを構築します。
冒頭で紹介したグラフは次のように見ます。

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中央のスケールの左側がシリコンカップ小の具材の数で、右側がシリコンカップ大の具材の数を表します。積み上げ式のグラフとなっており、各具材マーカーが具材名と個数をあらわしています。具材が1つ以上ある場合はマーカーを上に移動していきます。写真はシリコンカップ大には「ほたてコロッケ」が7個、「からあげ」が10個あるということを意味しています。

また、お弁当はシリコンカップ小3つと大2つで1セットと定義しておりますので、その数ごとにスケールに太い線で区切りを入れておきます。完成したお弁当セット数は、上から「お弁当マーカー」をずらすことで表現しています。この図では3セット分のお弁当が完成しているということが表現されています。

シリコンカップに具材を詰めたらこのグラフを更新し、具体がある程度たまってきたらお弁当セットを作成する作業に入ります。この図では、シリコンカップ小にある「じゃがバター」「やきとり」「いそべあげ」の3種類と、シリコンカップ大にある「からあげ」「ほたてコロッケ」の2種類を組み合わせることで、お弁当セットを作ることができます。この5つの具材の在庫の最小値は「いそべあげ」の5個ですから、5セット分作成が可能です。
お弁当セットを作ったら、具材マーカーを消費した分だけ下にずらします。同時に作成したお弁当セットの数だけ「お弁当マーカー」を下にずらしていきます。

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写真を見ると8日分のお弁当が完成しているということが分かります。つまり、ここ数日間はあまりお弁当のことを考えなくても問題なく過ごすことができるわけです。

また、別の組み合わせでまだ1セット作れますし、「いかいそべ」や「からあげ」などは在庫がありますから、シリコンカップ小と大の具材を来週あたりに1種類ずつ作れば、またもう何セットか作れるな、と考えることができます。

お弁当の生成

ごはん

お弁当ケースが1つあまるので、ふりかけをかけたご飯を詰めておきます。これは夜のうちに仕込んでお弁当ケースごと冷蔵庫で保管しておきます。

詰め込み作業

ここまでできれば、毎朝のお弁当準備は簡単です。朝起きたら、作成したおいたお弁当1セット分のシリコンカップを取り出しBENTOに詰め込むだけです。これだけでその日のお弁当が完成します。冷凍の状態で持っていきますので、夏場であっても具材が悪くなってしまうかの心配は不要です。そして、お昼になったらレンジで温めれば温かいご飯を食べることができます。

まとめ

きわめてアナログな管理方法ですが、しかしこの方法でお弁当が何日分できているか、また大小どのくらいおかずを作れば何日分のお弁当が完成するのかが一目でわかるようになっています。毎回冷凍庫をかき回して在庫を把握するよりもスマートです。そして何より「各具材の状態を気にしなくてよい」「具材ができたらシリコンカップに詰めるだけでよい」というシンプルな点がとても気に入っている手法です。

世の中にはいろいろなお弁当の管理方法があると思いますが、面白い管理方法があればぜひ教えていただければと思います。
この管理手法もシステムといえるので、バージョンアップをしていければなと思います。