中学受験は親が育つ的な

社長ブログ

おはようございます。

ユニフィニティーの曽良です。

突然ですが、私には子供が二人おりまして、両方とも男の子で上が中学二年生です。たぶん最近の人にしては早めに子供を授かったタイプで、長男の友達の親とか、大体10歳くらい年上だったりします。

子供二人が成人しても私はまだ40代半ばという計算なので、セカンドライフっぽさを羨まれたりもしますが、ある程度の年齢になってから子供をつくるという、それこそ私の周りにもたくさんいるお父さん方のご判断もすごくよくわかります。

なぜか。

大変なんですよね。子育て。

昔はもっと大変だったとか、今はいろいろと福祉やサービスが充実していて楽になったというような風潮もありますが、どうかなと思うのは、やっぱり現代は、子供が成人して「一人前」になるまでに学習しなければならないことの総量が桁違いに多いと思うのです。

いま、人間が「一人前」になって働き始めるまでに、平均して大体20年、長ければ30年近くかかります。それまでずっと社会の仕組みやら先行研究を学び続ける。冷静に考えて、学習期間長すぎますよね。で、この「学習」が後天的な要素でかつ個体差もかなりあるので、「子供に学習させるのは親の義務」という整理になってます。

つまり、子供ができたら、学習をさせなければならない。他人に学ばせるということです。できますか?自信あります?まあ、当然にできるという方もいらっしゃると思うし、学ばせるのではなく、子供が学びたくなるのを待つのだという方もいらっしゃると思いますが、なかなか大変な仕事だという話です。ある程度社会でいろいろな経験をし、自身に余裕もできてから、この難しい「子育て」に挑もうという判断をする方が多いことは、すごく自然だなと。

私は子供ができたとき20代のペーペーだったので、かなり翻弄されました。うまくできたのか、全然わかりません。たぶん、全くできてないと思います。妻に助けられました。助けられたというよりは自分が助けにならなかったというくらい、自分は主役でもなければ、戦力でもなかった自信があります。

そういった中でも、はじめて多少の成果が出たのが子供の中学受験です。

中学受験の是非を論じるのはこの際やめておきましょう。ただ、私の家の周りだと、なんかもう半分くらいの子が私立中学に進学するので、既定路線化している雰囲気はあります。囚人のジレンマみたいな。なのでうちの子も受験して、別に超有名校でもなんでもないのですが、合格したので通っています。が、そこまでは大変でした。

何が大変かというと、うちの子だけかもしれませんが、やる気もなければやり方もわからないので、全部こっちがやってあげなくてはならないところです。

具体的にいうと、夏休みや正月休み、土日も含めて休みの日は、朝の9時から18時くらいまでずっと付きっ切りで勉強を教えてました。そんなに何をやるのかというと、一緒に問題集や模擬テストの問題を解いて、点数を把握して、どうすればもっと点数が取れるかを一緒に考える。考えたら実際にやってみて、もう一度問題を解く。このサイクルをひたすら繰り返すわけです。

効果があるのはいつも自分が先です。こういう考え方をしたら、こういうことを覚えたらこの系統の問題はできるようになるのではないか。まず仮説を立て、実際に参考書を覚えなおしたり、整理したりします。そうすると、何回かにいっかいは成功します。つまり、点数が上がるわけです。そうするとようやく、子供もついてくる。フォロワーなんですね。

私、自慢じゃないのですが、それまで人に何かを教えるということをしたことがなかったので、上にはさらっと書きましたが、この方法で効果があると気づくのには相当な時間を要しています。

たぶん、マネジメントや教育を学習し、しかも実際に経験して、ある程度の成果も出してから「子育て」に挑む人はもっと効率的にできたのだろうなあと思うわけです。確かに子供が成人した後の時間は私にとっても魅力的なんですが良し悪しはあって、はやくに子供ができる大変さというのもなんだかんだであって、私もいろいろ学ばせてもらったという話です。

一番つよく思ったのは、不安な気持ちを他人にぶつけても何も生まれないということです。

不安だと、不安だから、怒ってしまうということがあります。例えば、子供が全然食事をとらない。宿題をやらない。不安ですよね。そうすると大体、不安な気持ちを怒りに変えて、モラルや道徳みたいな話を持ち出して怒ってしまう。

不安な気持ちを強めに吐き出すと少しすっきりしますが、ただ、そもそも思っていることと、口に出してしゃべっていることが全然違うので、相手にはほとんど伝わりません。不安に感じているなら、不安だと伝えるべきなのです。これが何も生まれない理由です。

つまり、人に何かを伝えるためには、まず自分の気持ちに向き合わなければならないということだとすごく思いました。

今週も頑張ります!

著者情報

曽良 俊介

カツラです。社長とCEO。 twitterもフォローお願いします。 https://twitter.com/shunsukekatsura

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