ノーコードの活用で既存システムのリプレイスコストが半分程度に
-どのような業務でUnifinityをご利用いただいているのでしょうか?
当社では、四輪車・二輪車・汎用機のチェンジコントロールシステムやエンジン機能部品などの製造を行っており、その中のシフターを製造する部門でタブレットでの実績登録を行っています。
もともとは紙の作業日報へ実績を記入していたのですが、今から8年前にタブレットを活用した作業実績登録システムを開発、昨年2024年の10月頃から現在のクラウドとノーコードをベースにしたkintoneとUnifinityのシステムに切り替えています。
-独自システムからの切り替えだったのですね。どのような経緯だったのでしょうか?
サーバーのOSやデータベースシステムのサポート終了に伴い、バージョンアップが必要になったことがきっかけでした。バージョンアップ対応の費用+操作性に関する現場からの改善要望を含めたところ、想定以上に高額となりました。
そのため、単純なバージョンアップにとどまらず、より良い選択肢を検討することになり、いくつかの代替案を比較した結果、他業務でのkintone導入により、その利便性や拡張性を実感していたこともあり、これを積極的に活用できるのではないかと考えました。
-ノーコードを活用しての開発は大きなチャレンジだったのではないでしょうか?
そうですね。データ分析や見える化に向けた拡張性を確保したい意図があり、ノーコードであれば他業務でも活用できる汎用性があると考え、チャレンジを決めました。
2023年3月ごろから検討を開始し、夏前にはノーコードでの開発にほぼ絞られていました。さらに、費用面でも、kintone導入支援をお願いしていたJBCCさんに相談したところ、現場から挙がっていた改善を含めても導入時と比べて半額程度に収まりそうな見込みがありました。

現場の意見などを聞きながらどんどん直していけるところがノーコードの利点
-導入はスムーズに進んだのでしょうか?
Unifinityのモバイルアプリやkintoneアプリの開発・連携については、kintoneアプリはJBCCさん、モバイルアプリはユニフィニティーさんに担当いただき、大変スムーズに完成したと思います。
一方で、kintoneのデータを既存の生産管理システムや、エクセルで運用している設備効率管理表に連携する仕組みも必要だったため、やることは多く、特に生産管理システムとの連携では、ワンクッションとなる中間システムの開発が必要になり苦労しましたが、JBCCさんのサポートを受けながら対応することができました。
-開発に際してノーコードならではの利点などはありましたでしょうか?
kintoneもUnifinityもノーコードで開発ができるため、現場の意見などを聞きながらどんどん直していけるところが利点だと感じました。今回の開発でもある程度動きが確認できるものができたら現場のメンバーにも見てもらって意見をもらい、もらった意見をすぐに反映して再度確認してもらうということを何度も行いました。このため現場とのコミュニケーションはかなりスムーズで、結果的にかなり細かい意見も上がってきましたが、すべて盛り込むことができました。非常に現場の満足度が高いシステムを完成させることができたと思っています。
-どのような点に一番満足されているでしょうか?
現場で入力された情報がすぐにクラウド側に同期されるので、班長やリーダーなどが現場の状況をリアルタイムにすぐ確認できるところです。以前のシステムはデータ送信の頻度がリアルタイムでなかったため、どうしてもタイムラグが発生しており、状況に合わせた対応がすぐに行えないなどの不満が出ていました。リアルタイムに状況がわかることで効率も改善したと聞いています。

データの収集から活用の段階へ。デジタルの恩恵を最大限に活用
-今後の展開について教えてください
ひとつは今回開発したシステムの拡張です。デジタルの恩恵を最大限に活用すべく、kintoneプラグインのダッシュボードなどを現場に渡し、データの活用や現場状況の”見える化”といった段階に進んでいっています。また、横展開についても検討中です。ピッキング指示書はまだ紙での運用なので今回のシステムを活用してペーパーレス化を検討していきます。あとは固定資産の管理など周辺業務での活用です。ノーコードツールは適用の範囲が非常に広いので、さまざまな業務への適用ができると考えています。
-Unifinityを使った内製開発も可能という理解でよろしいでしょうか?
はい。当初のシステムはユニフィニティーさんに委託しましたが、その後のいくつかのアプリは社内で開発し、運用に至ることができています。最初は少し難しく感じる事もありましたが、ユニフィニティーさんの講習やサポートを受けることでかなり理解が進みました。今後もさまざまな業務改善で役立てていきたいと思っています。
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