基幹システムとの連携開発に強み。
もっとモバイルで便利なビジネスの世界を実現したい。

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JBCC株式会社

  • パートナー事例
業界:
SIer
利用規模:
  • QRコード
  • イベント受付アプリ

今年創立55周年を迎えるJBグループの中核事業会社である、JBCC株式会社(以下JBCC)は、統合ソリューションプロバイダーとして18,000社を超えるお客さまに、ITの活用をご提案してきました。法人の基幹システムや生産性を向上するためのシステムの構築、さらにはグループ各社と連携し、24時間365日のサポートやライフサイクルサポートも可能と、総合力を活かしたIT活用を推進しています。

JBCCでは、スマートデバイスから業務システムにアクセスしたいというニーズが増えてきていると感じ、さまざまな開発プラットフォームの取扱いを検討する中で、ユニフィニティーと出会いました。SI事業部 東日本第二SI本部 本部長 高浜祐二さん、未来ラボ チーフクリエイターの矢嶋悟さんに、ユニフィニティーに注目した理由、開発を経験しての率直な感想、そして今後の事業展望を伺いました。

課題ビジネスの変化や生産性向上に対応するため「いつでも」「どこでも」使える基幹システムが求められている。

――基幹システムを得意にしてきて、モバイルを手がけることになった背景を教えてください。

高浜:スマートフォンなどのモバイル端末は、今や生活に欠かせない道具として、様々な場面で使用され、その活用範囲はますます拡がりを見せています。そんな中、企業の仕組みもモバイルを活用して、もっと便利にしたいというニーズが多く出てきています。― 例えば、今まで社内でしか活用できていなかった基幹システムのデータをモバイルでいつでも、どこでも、素早くアクセスできるようにすることで、営業生産性を向上し、さらには顧客との関係性強化やビジネススピードのアップにもつなげていきたい ― というようなものです。 今や、ユーザーが利用するシステムはパソコンだけでなく、モバイル端末で利用することも前提に考えることが不可欠な世の中になってきていると感じています。

――モバイルアプリでは、実際に使用する現場部門の声を聞き、何を求めているのか、どうすれば使いやすいのか、一つ一つ形にしていかなくてはならない。

矢嶋:このような変化に対応できるよう、弊社では数年前からモバイルの開発ツールについて情報収集や検証を行ってきました。どれか1つに絞るよりも、案件によって最適なツールを選択すべきだと考えていますが、そのラインナップの一つとしてUnifinity Platform®を採用しました。大がかりな仕組みの導入やメンテナンスを必要とせず、難しいスキルの習得も不要で、ニーズをすぐモバイルアプリに反映できる。ビジネスの変化やニーズに対してスピーディに応えられる開発生産性は、選定における重要な視点でした。

導入ノンプログラミングで期待どおり簡単に開発。タブレット数千台での運用もスムーズに実現。

――実際にUnifinityで開発してみて、どのような感想を持ちましたか。

矢嶋:プログラミングなしですぐに作れて、デバイスですぐ動作確認できる機能が快適でした。多くのツールでは、少しでも変更を加えるとビルドし直して、デバイスにアプリをインストールする必要があります。一連の手順を繰り返すのは、かなり時間を奪われてしまいます。

モバイルアプリはユーザーエクスペリエンスが重要ですので、開発者側でデザインを決めてしまうのではなく、実際に使用する現場のユーザーと一緒に確認しながら作り上げることが必要です。Unifinityなら、その場で修正してリアルタイムで確認できるので、手戻りを減らしてクイックに開発でき、ユーザーの満足度も高いアプリに仕上げることができます。

高浜:品質面でもよい印象を受けました。ツールによっては、触ってみるとバグだらけというものもありましたが、Unifinityは実際に使ってみたらバグらしいバグもなく、その評価はプロジェクト経験を重ねた今も変わりません。

――これまでに、どのようなアプリを作ってきましたか。

高浜:案件として最初に開発したのは、グループが毎年春に開催しているお客さま向けイベントでの受付システムでした。従来は、受付で事前に準備した名札をお客さまにお渡ししていたため行列ができていたのですが、デバイスの内蔵カメラで受付票のQRコードを読み取る受付システムを開発して導入したところ、受付に待ち行列ができなくなりました。来場者から同じ仕組みを使いたいという引き合いもあり、私たちのビジネスにもつながりました。

矢嶋:お客さまから「Unifinityで」と指名された案件もあります。鉄道運輸業のお客さまでは、全社で数千台の携帯電話とタブレット端末が使われていました。一人ずつ特定の機器が渡されているわけではなく、その日によってランダムに貸出と返却を繰り返す運用です。地震などの緊急事態が発生した際は、いち早く自分が所持している携帯電話番号をタブレットから送信し、業務に支障がないか、会社にいる管理者から連絡が取れるようにするためのアプリ開発を依頼されました。

――そのプロジェクトは、どのぐらいの期間を要しましたか。

矢嶋:要件を確認し、Unifinityで問題なく要件を満たせるのか検証してから、開発、テスト、ユーザーの受け入れまで3カ月でした。開発自体は10画面で構成する1アプリだったのですが、1カ月もかかっていません。

――その時に、Unifinityを使ってよかったと感じたポイントがあれば教えてください。

高浜:OSのバージョンがタブレットによって異なっていたのですが、少しバージョンが違うだけでも、ネイティブ言語で開発をした場合はコードを書き分けないと動作しないトラブルが発生することも考えられます。しかしUnifinityのようなツールを使えば自動的にOSやデバイスの差分を吸収してくれるので、運用上の大きなメリットを得られます。また、意識しなくても画面サイズの違いに最適化できるのが助かりますね。

――開発では、どのような点に気をつけましたか。

矢嶋:もっと便利に使えるようにと、機能面で追加の要望が出ました。しかし、このアプリに関しては緊急時に使うものなので、混乱することなくシンプルに使えることを最優先に、機能を限定することを提案し、了承していただきました。

デザインについても使う人を意識し、OS標準のスクリーンキーボードを使わず、必要な数字だけが表示されるオリジナルのキーパッドから入力するようにしました。実際に使用する場面、モバイルならではの操作性を考慮したデザインが大切ですね。

未来モバイルからアクセスできる基幹システムで、ビジネスの可能性を広げたい

――モバイル活用で、特にニーズがありそうだと感じていることはありますか。

高浜:基幹システムのデータを、なぜ外出先から使えないのかという不満やニーズは、かなりあるでしょう。外部からのアクセスを可能にする仕組みをわざわざ構築するのは、いろいろと手間もかかるし、セキュリティ面での心配ごとでもあります。そこで、最近我々が注力しているのはオンプレミスにある基幹システムをクラウドからアクセスしやすくするためのWebAPI化です。API化されていれば、モバイルからアクセスするのは難しくないことです。

――今後のモバイルアプリ開発について、どのような展望をお持ちですか。

矢嶋:JBCCの場合、ブラウザを使うモバイルアプリケーションは多く手がけていますが、専用のアプリとして開発するケースは、まだ多くはありません。ビジネスにスピードが求められ、また、働き方も多様化する中、モバイルの活用で便利になること、解決できることはたくさんあると思っています。業界問わず、様々なお客さまにモバイルの可能性をご提案していきたいと思います。

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